第10回 運動不足(1)座ってお仕事の方、ご用心!

帝王切開か吸引分娩

お兄ちゃんやお姉ちゃん
赤ちゃんのお兄ちゃんやお姉ちゃんは、このコーナーで遊びに夢中です

「そういえば・・・」

おっぱいのマッサージを受ながら、あるお母さんがつぶやきました。彼女は、私の助産院でお産をするつもりだったのですが、微弱陣痛でなかなか生まれず、結局、提携病院で帝王切開のお産となった人です。

「そういえば、みんな帝王切開か吸引分娩だ・・・」

彼女の職場には、出産経験者が6人いるそうですが、その全員が、帝王切開か、または吸引分娩。自然分娩で産んだ人はいないというのです。彼女は事務職で、一日中パソコンの前に座って仕事をしていました。

コロッケ、トンカツ、焼き鳥

コミュニケーションボード
コミュニケーションボードには、「ベビーサイン入門講座」「お食事会のお知らせ」など

「えっ、私もそうだわ」と今つぶやいたあなた、運動不足にご用心。

一日中座って仕事をして、帰りにスーパーでお惣菜を買って帰る。コロッケ、トンカツ、焼き鳥・・・・油っこいものが多いのです。

うちに帰って、包みをがさがさ開けて、ご飯を食べる、あっという間に9時、10時。そして、寝る。太ります。

そして、その続き・・・・。

胃が気持ち悪くて、朝食べない。お昼はおなかぺこぺこで、まとめ食い。そんなときは、よく噛まないんです。悪循環ですね。

職場環境を変えることは難しいです。自分でできることを、少しずつやってみましょう。



第11回 運動不足(2)生活の中でできること

早起きしてウォーキングは続かない

自宅分娩
「ほら、見て。赤ちゃんが生まれた時の写真。自宅分娩もいいものよ」

「運動しましょう」といっても、朝はやく起きてウォーキング、なんてなかなかできませんよね。でも、歩くことって、本当に大切なんです。

たとえば、いつもの通勤コース、お買い物コースで、電車やバスを一駅はやく降りるのです。そして、早足で歩きましょう。10分か20分、余裕をもって家を出ればいいだけです。それがなかなかできないって?

では、駅のエスカレーターに乗らないで階段を使う。そのくらいはできますか?

サッサと歩く

バースあおばの入り口
バースあおばの入り口。赤ちゃん誕生のときの記念写真がいっぱい。笑顔がいっぱい

歩く時間が短い人は、とりわけ早足で、サッサと歩くように心がけましょう。普段歩いている速度は、意外と遅いです。

経産婦さんが「歩いてます」って言うのは、あんまり当てにならないんですよね。上のお子さんを連れて歩いていると、ますますスピードダウンだから。子どもをおぶったり、抱いたりして歩くといいかも。

でもね、上のお子さんが2〜3才なら、わざわざウォーキングしなくても、いつのまにかよく運動しています。「うんち」「おしっこ」「あぶない!」って、走り回っていますから。洗濯にご飯つくりにと、家事も多いし。そんなに悩まなくていいです。

要注意なのは、やはり初産婦さん。がんばって〜


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著者プロフィール
助産師 仲
助産師。神奈川県立母子保健センター、県立こども医療センター勤務を経て、1996年、助産師仲間とともに、横浜市青葉区に助産院「バースあおば」を開設した。1973年に助産師になって以来、この道一筋のベテラン。自身の子どもは2人、成人してそれぞれの道を歩んでいる。お母さんの先輩としてプレママにアドバイスしたいことは「お産は、オリンピックの選手が、体と心の両面から準備を重ねて本番に臨むのと似ています。あなたの人生の一大イベントに向けて、一日一日を大切に過ごしてください」。バースあおば TEL/045(962)7967