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周りの人に伝えよう
■ 栄養士さんが受けた教育 なぜ米飯給食は増えないのでしょうか? 最大にして根本的な問題は「ごはんもパンも同じ」という考え方にあります。献立を作成する栄養士さん自体、「ごはんもパンも同じ“でんぷん”の供給源」という教育を受けてきたため、「これ以上、米飯給食を増やす必要はない」と考えている人がほとんどです。 でも、これまで見てきたように、ごはんとパンでは子どもの健康に与える影響が全く違うのです。 まずは、自分のお子さんが通う学校の栄養士さんや調理員さん、教育委員会の給食担当窓口に、「米飯給食を増やしてほしい」と相談してみましょう。1人のお母さんが栄養士や教育委員会に訴えたことがきっかけで、給食の米飯回数が増えたというケースもあります。 ■ アレルギーの子も安心ごはんやパンの回数は、法律によって定められているわけではないので、献立を決定する立場にある人の考え方次第でどうにでも変えることができます。 アレルギーのお子さんがいる方は、除去することだけでなく、「皆が健康になれる米飯給食」の提案をぜひしてみてください。ごはんを中心とした和食なら、アレルギーの子もほとんど一緒に食べられるようになるだけでなく、これ以上アレルギー・アトピー児が増えることを未然に防ぐことにもつながるのですから。 神奈川県横浜市長・中田さんとのミーティング
■ 市長「100%賛成です」 さて、私たちの地元・横浜で、こんな明るいできごとがありました。 2004年1月には、完全米飯給食を願う横浜市緑区霧が丘に住むお母さん達のグループが、中田市長とのカレーランチミーティングに当選。市長に直接、完全米飯給食の意義について伝える機会に恵まれました。 子どもの健康を第一に、医療・食・教育・農業・環境…あらゆる観点から、横浜市の学校給食の完全米飯化を迫ったところ、市長のコメントは「率直に言って感動した。100%賛成です。市政に反映します。」でした! ■ 「ごはん給食」の輪を全国に近い将来、横浜市の給食は大きく改善されるものと期待されます。 18万人以上もの子ども達が食べる政令指定都市 横浜の給食が変わったら…その波及効果は計りしれません。日本中どこでも「ごはん給食」が当たり前になる日も夢ではないかもしれませんね。 *カレーランチミーティングの模様については、横浜市広聴課のHPで参照することができます。 |
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著者自己紹介
学校給食と子どもの健康を考える会 神奈川県支部 熊谷千秋
息子が2歳のときに『学校給食と子どもの健康を考える会』と出会い、神奈川支部を発足しました(2001年11月)。様々な方達との出会いがあり、たくさんの仲間を得て、ここ神奈川でもあちこちに給食改善の兆しが見受けられるようになりました。「完全米飯給食」という最も肝要にしてシンプルなこの考えが、確実に浸透しつつあるのを日々感じ、とてもうれしく思っています。世界に誇る日本の素晴らしい伝統食を私達の代で決して絶やすことのないよう、家庭の食だけでなく学校給食で何ができるのか、この連載が、1人1人が考えるきっかけになれば幸いです。子ども達の健康のために、そして日本の未来のために・・・ ◎神奈川支部 連絡先 chiaki.kumagai@nifty.ne.jp(熊谷千秋) |
学校給食と子どもの健康を考える会 http://www8.ocn.ne.jp/~f-and-h/kyusyoku/ 我が子の学校給食メニューのあまりのひどさに憤慨した幕内秀夫氏(管理栄養士・「粗食のすすめ」著者)が、1998年12月に発足。全国約10の支部で学校給食の完全米飯化目指して講演活動する傍ら、幼稚園や保育園の給食改善にも協力している。その結果、米飯回数が増えた市町村、園は相当数にのぼる。 |
幕内秀夫さん プロフィール
管理栄養士。フーズ&ヘルス研究所主宰。「粗食のすすめ」(東洋経済新報社・新潮OH!文庫)シリーズの著者。
山梨県の長寿村・ゆずり原の食生活に出会い、伝統食の研究を開始。医療機関での食生活相談や指導、食生活に関する講演活動や著作活動に携わっている。子どもの食生活を改善する活動の一環として「学校給食と子どもの健康を考える会」を発足させた。近著に「工藤公康 粗食は最強の体をつくる!」(三笠書房:1300円+税)、「病気にならない食べ方」(主婦の友社:1500円+税)、「ごはん美人のススメ」(大和書房:1400円+税)など。
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