子育て:給食の中身、知っていますか?
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学校給食と子どもの健康を考える会 神奈川県支部 熊谷千秋

真の国際性とは、自分の国の食文化をきちんと身につけることから


Q:国際化の時代、他のいろんな国の食文化も経験すべきではありませんか?

A:外国の食文化は給食でなくても経験できます。自分の国の食文化をきちんと身につけるのが先決。

国際色豊かな食事をしたければ、家庭や街のレストランでいくらでも食べられます。わざわざ油だらけで季節感のない外国のメニューを、給食にとり入れる必要はありません。スパゲッティーやラーメンを給食で食べることが、国際理解につながるとはとても思えません。真の国際性とは、自分の国の食文化をきちんと身につけることから生まれるのではないでしょうか?

ご飯給食にしたら、食品添加物や遺伝子組換え問題も改善できます


Q:ごはん給食でも、ひどいおかずがあるのでは?

A:主食をごはんにすることは、ひどい献立から抜け出す第一歩です。

もちろん、ごはん給食にしただけで全てが解決するわけではありません。ごはんでもひどいおかずになることはあるし、食品添加物や遺伝子組換え問題もゼロにはなりません。

でも、パン給食と比べたら、それらの問題ははるかに減ります。旬の野菜や魚介類を使った和食献立も、主食をごはんにして初めて可能となるのです。だから、完全米飯給食にすることは、子どもの健康を守るための最低条件であると言えるでしょう。一番実現可能で大切なこのことから、私達は変えるべきだと考えています。

つづく
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著者自己紹介
学校給食と子どもの健康を考える会 神奈川県支部 熊谷千秋
息子が2歳のときに『学校給食と子どもの健康を考える会』と出会い、神奈川支部を発足しました(2001年11月)。様々な方達との出会いがあり、たくさんの仲間を得て、ここ神奈川でもあちこちに給食改善の兆しが見受けられるようになりました。「完全米飯給食」という最も肝要にしてシンプルなこの考えが、確実に浸透しつつあるのを日々感じ、とてもうれしく思っています。世界に誇る日本の素晴らしい伝統食を私達の代で決して絶やすことのないよう、家庭の食だけでなく学校給食で何ができるのか、この連載が、1人1人が考えるきっかけになれば幸いです。子ども達の健康のために、そして日本の未来のために・・・
◎神奈川支部 連絡先 chiaki.kumagai@nifty.ne.jp(熊谷千秋)

学校給食と子どもの健康を考える会
http://www8.ocn.ne.jp/~f-and-h/kyusyoku/
我が子の学校給食メニューのあまりのひどさに憤慨した幕内秀夫氏(管理栄養士・「粗食のすすめ」著者)が、1998年12月に発足。全国約10の支部で学校給食の完全米飯化目指して講演活動する傍ら、幼稚園や保育園の給食改善にも協力している。その結果、米飯回数が増えた市町村、園は相当数にのぼる。

幕内秀夫さん プロフィール
管理栄養士。フーズ&ヘルス研究所主宰。「粗食のすすめ」(東洋経済新報社・新潮OH!文庫)シリーズの著者。 山梨県の長寿村・ゆずり原の食生活に出会い、伝統食の研究を開始。医療機関での食生活相談や指導、食生活に関する講演活動や著作活動に携わっている。子どもの食生活を改善する活動の一環として「学校給食と子どもの健康を考える会」を発足させた。近著に「工藤公康 粗食は最強の体をつくる!」(三笠書房:1300円+税)、「病気にならない食べ方」(主婦の友社:1500円+税)、「ごはん美人のススメ」(大和書房:1400円+税)など。