〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
 引越しや防虫剤にご用心。体調不良は化学物質から?(3)
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
【生活環境研究所 福澤仁】通販ページへ

<関連ショップ>

生活環境研究所 アトピッコハウス


  化学物質汚染はアレルギーの原因?


◎複合汚染

2種類以上の毒性物質によって同時に汚染されることを複合汚染と言います。相加作用、相乗作用が起き、最高1600倍も毒性が強くなることもあるそうです。私たちは常に多くの化学物質にさらされているので、複合汚染の可能性がきわめて高いと考えられます。



◎環境ホルモン? ダイオキシン?

「環境ホルモン」
 ごく微量でも、生物の体内に入るとホルモンと似た働きをして内分泌機能を阻害し、生殖機能などに悪影響を与えると考えられる化学物質で、正式名は「内分泌かく乱化学物質」。

 現在、環境ホルモンの疑いがあるのは約100種類以上あると言われています。猛毒のダイオキシン類・PCB(ポリ塩化ビフェニール類)・合成樹脂原料のビスフェノールA・農薬のDDTなどが代表的な「環境ホルモン」の疑いがある化学物質です。

「ダイオキシン」
 環境ホルモン作用がある有機塩素系化学物質で猛毒があります(1gで1万人を殺傷)。

 WHO(世界保健機関)は、1997年2月、ダイオキシン類の評価を「発ガン性の疑いがある」から「発ガン物質である」に変更。1998年5月、許容摂取量(TDI=安全とされる1日の摂取量)を、体重1kg当たり10ピコグラム(1ピコは1兆分の1)から1〜4ピコグラムへ大幅に引き下げました。



◎アレルギーと化学物質?

 オーストラリア、ギャレット博士の「室内環境のホルムアルデヒドと子どものぜんそくの関係」を調査した研究で、ホルムアルデヒド濃度が40ppbを越える家に住む子どもに、ぜんそくやアトピーが多いことが明らかになりました。

 新築、リフォーム、転居などがきっかけで、ホルムアルデヒドなどの化学物質を吸い、アレルギーになったり、症状が悪化したりする例が最近多く見受けられます。

 化学物質過敏症の権威、北里大学の石川哲名誉教授、宮田幹夫教授の調査で、化学物質過敏症の70%以上にアレルギー疾患にかかったことがあることが分かりました。化学物質過敏症はアレルギー体質の方がかかりやすい傾向があり、化学物質過敏症がアレルギーと近縁の関係にあるのは間違いありませんと著書に書かれています。

  生活の中の化学物質を避ける方法


◎室内空気中の化学物質を除去するには?

1.「原因物質の除去」が一番効果的で、理想的家具、調度品、生活用品などなら、取り除きましょう。しかし、建材に含まれる化学物質の場合、簡単には取り除けません。そこで・・・

2.「換気」が最も手軽で、有効な手段です
「効果的な換気」は、室内空気の出口と外気の入り口の2ヶ所を必ず開けることです。部屋の対角線上の反対側に出入り口を開け、できるだけ室内の空気が大量に流れて入れ替わるようにします。

 タバコの煙を充満させて実験した結果、換気扇を回したり、片側の窓をだけを大きく開放しても、良く換気ができません。ところが、部屋の反対側の窓を10cm開けただけで素早く空気が入れ替わります。部屋の換気だけでなく、家全体も同じことです。空気が流れにくく、よどんでしまう場所は、扇風機などを利用して流れをつくってください。

3.空気清浄機を利用する
 換気ができないときや大気汚染地域では、必要に応じて「空気清浄機」も必要になります。ホコリを取るだけでなく、化学物質を除去できる空気清浄機を選ぶことです。

4.「ベイクアウト」と言う方法
 建材などに含まれる揮発性有機化合物は、温度の上昇によって放散される量が増えます。この性質を利用して、室内の温度を上げて化学物質を追い出してしまう「ベイクアウト」という方法があります。ただ、一時的に放散量は減りますが、しばらくすると奥の化学物質がまた出
てくる可能性があります。

5.「床下換気扇」をつける
 白アリ駆除や土壌殺菌剤など床下の殺虫剤の除去に「床下換気扇」を使用すると、室内の空気汚染は軽減できます。



◎化学物質は体から排出できるの?

  汗と共に体から徐々にですが排出されます。運動や入浴、低温サウナなどが化学物質を排出するのに効果的です。患者の方で治療目的の場合は専門医の指示に従って行ってください。化学物質過敏症の治療は、これ以外にあります。とにかく専門医を受診するのが先決です。



◎コップの水を増やさない!

  現在の生活環境から化学物質をゼロにするのは不可能です。

  意識して、生活環境から化学物質の摂取量を減らす努力をして、「コップ」の水を増やさないように心がけることが大切です。自分や家族の「コップ」の水がどの位なのかは分かりませんが、もう少しでいっぱいになる可能性は十分にある環境で生活していることは事実です。
あまり神経質になりすぎる必要はないですが、できるだけ注意して総摂取量を減らすことが「健康を守る」ことにつながると考えます。





【生活環境研究所 福澤仁】通販ページへ


┃┃←前へ